同級生交歓 文藝春秋 掲載記事

仙台第一高等学校

小幡尚孝 (三菱UFJリース相談役)

宮城・仙台市 仙台第一高校にて(撮影 本社・橋本篤)
(右から)
  • 一ノ蔵名誉会長
    浅見紀夫
  • 三菱商事取締役
    今野秀洋
  • 日本ロジステック代表取締役会長
    鈴木雄吾
  • MSD監査役
    杉田正博
  • 元経済企画庁事務次官
    中名生隆
  • 三菱UFJリース相談役
    小幡尚孝

 仙台第一高等学校で我々は共に学び、昭和三十八年に卒業した。最近共学になったが、当時は公立でありながら男子校。標語「自発能動」の下に生徒の自治を重んずる高校だった。浅見はその同窓会長でもある。東京農大に進み、家業の蔵元浅見商店を継いだ。一ノ蔵の創業に携わり、日本酒ブームのさきがけとなった。社長を経て現在名誉会長。東日本大震災後の地元食品産業の活性化にも取組んでいる。今野以下は東大に進んだ。今野は欧米文学を愛する文学少年だった。通産省(現経済産業省)に入省、当時の日米貿易摩擦の最前線にいた。経済産業審議官の後、日本貿易保険理事長も務め、現在、三菱商事の取締役。鈴木は応援団。仙台二高との硬式野球定期戦で応援旗を振っていた。同級生でエース菅井の力投で勝った試合だった。三井東圧化学の研究室にいたが、岳父の家業を引き受け現在の日本ロジステックに成長させた。社長を経て会長。杉田は冷静沈着な優等生。日本銀行国際局長、監事を務めた。MSD監査役の他、堀場製作所、七十七銀行の社外取締役でもある。中名生は同期の中で図抜けた存在。その頃から悠揚迫らぬ大人の風格を備えていた。経済企画庁事務次官の後、国民生活センター理事長を務めた。小幡は美術部。放課後は部室で油絵に取り組んでいた。東京三菱銀行副頭取の後、三菱UFJリース社長を経て現在相談役。日本年金機構理事、近鉄グループホールディングス社外取締役などを兼ねる。

 集まったのは入学式から程ない日だったが、遥か昔入学式の後、生徒会・応援団主催の「対面式」という手荒い歓迎を受けたことを思い出す。

小幡 尚孝

この記事の掲載号

2016年7月号
2016年7月号
大型企画 2020年「日本の姿」
2016年6月10日 発売 / 定価880円(税込)
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