同級生交歓 文藝春秋 掲載記事

甲陽学院高校

池田克彦 (損保ジャパン顧問)

東京・千代田区 警視庁にて(撮影 本社・近藤俊哉)
(右から)
  • 北九州市長
    北橋健治
  • 総務省消防庁消防研究センター所長
    松原美之
  • 損保ジャパン顧問
    池田克彦
  • 演芸評論家
    今村荘三
  • キリン協和フーズ代表取締役社長
    桂総一郎
  • 群馬大学大学院医学系研究科教授
    依藤宏

 我々は、昭和46年に兵庫県西宮市の甲陽学院高校を卒業した。在学中は、折からの大学紛争の余波で、校内にもしばしば不穏な空気が流れた。そんなとき、学園の正常化に奔走したのが生徒会長の北橋だった。東大法学部卒業後、民社党に就職。その後、衆議院議員を経て、現在、北九州市長。今も人々のために奔走している。学年一の秀才だったのが依藤。中学、高校、大学と陸上競技を続け、ほっそりした体型は今もそのまま。東大医学部に進んだ後も地道な勉学態度は変わらず、現在、群馬大学大学院医学系研究科の教授を務める。一方、スポーツ万能だったのが桂。中学では野球、高校では陸上のエースだった。京大農学部からキリンビールに入社したが、精悍な容姿と気配りで女子社員に絶大な人気があった。今は、キリン協和フーズ社長の職にある。今村は、実は、結構な隠れ遊び人だった。大学、社会人と進むにつれ、その本領を発揮し、京大理学部卒業後は博報堂でCMディレクターをしつつ、お笑い評論家としても活躍。上方漫才大賞の審査員、日本笑い学会事務局長も務める異才である。松原は、明るい理科系人間。物理、化学の天才だが、世俗の話にも詳しかった。京大理学部から、今は、総務省消防庁消防研究センターの所長。日本一の火災の権威である。その松原の雑談の相手になっていたのが池田。ただし、正反対の文科系人間である。京大法学部から警察庁に入る際には、教授から「文人派の君で大丈夫か」と心配されたが、昨年、無事、警視総監を最後に退官した。今は損保ジャパンに籍を置いている。

 今年は、我が学年も還暦を迎える。初心に返って、また、頑張りたい。

池田 克彦

この記事の掲載号

2012年7月号
2012年7月号
徹底追及 平成政治24年 亡国の「戦犯」
2012年6月8日 発売 / 定価840円(税込)
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