同級生交歓 文藝春秋 掲載記事

福島県立白河高等学校

人見信男 (サン綜合管理代表取締役社長)

港区・三田 コート・ドールにて(撮影 本社・山田真実)
(右から)
  • 東邦銀行取締役
    田口信太郎
  • 白河市長
    鈴木和夫
  • コート・ドール オーナーシェフ
    斉須政雄
  • サン綜合管理代表取締役社長
    人見信男
  • 日本アビオニクス顧問
    双石芳則

 私達は、第二次安保闘争や大学紛争で世情騒然となりかけていた昭和四十三年春に福島県立白河高等学校を卒業。今回は、よく顔を合わせる在京の同級生に、郷里の白河市長であり同級生の鈴木和夫君にも加わってもらい、昼食をともにした。

 田口信太郎君と斉須政雄君は小学校以来の同級生、子供の頃から一緒によく遊んだ仲。田口君は一橋大学を卒業後NHKへ。福島放送局長、NHKサービスセンター理事を経て、現在、東邦銀行の社外取締役として地元経済の復興のため奔走中。斉須君は、フランス語を話せないのに彼の地へ単身乗り込み、料理の修業。現在は「コート・ドール」のオーナーシェフとして活躍中。謙虚な人柄は昔と変わらないが、今ではフレンチを極めた「達人」の風情が漂う。双石芳則君は中学からの同級生、日本の「空の防人」たらんと防衛大学校を出て航空自衛隊へ。第5術科学校長(空将補)で退職、民間企業の顧問に。日本の防衛について講演活動も。鈴木和夫君は高校からの同級生。早稲田大学を卒業後福島県庁に入り、企業局長で退職、白河市長選に出馬、現在二期目。地震被害と原発の風評被害に苦しむ郷里の復興のため東奔西走の日々。人見は東京大学を卒業後、警察庁に入り、奈良県警察本部長、警視庁副総監を経て、警察庁交通局長として道路交通法の改正に参画。退職後は、民間企業の役員や顧問に。田口君と人見は、「しらかわ大使」として、郷里の発展のため鈴木市長に意見を具申。公式の会議の後、三人で飲みながらわいわいやる意見交換会もまた楽しからずや、である。

 二〇一二年は白河高等学校創立九十周年の記念すべき年。母校の発展と東日本大震災で被災し、復興に取り組む郷里の人々にエールを送り、結びとしたい。(人見)

人見 信男

この記事の掲載号

2012年12月号
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2012年11月9日 発売 / 特別定価860円(税込)
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