同級生交歓 文藝春秋 掲載記事

都立上野高校

恩田饒 (ITbook 代表取締役会長兼CEO)

東京・中央区 広東料理 銀座楼蘭にて(撮影 本社・山元茂樹)
(右から)
  • 三井住友信託銀行名誉顧問
    西田敬宇
  • 東京大学名誉教授
    山崎敏光
  • キッコーマン株式会社取締役名誉会長
    茂木友三郎
  • ITbook 代表取締役会長兼CEO
    恩田饒

 都立上野高校を卒業したのが、昭和二十八年なので、今年は丁度六十周年にあたる。みんな喜寿まで健康で、年に一~二回こうして気楽な会合をもてることを感謝している今日この頃である。

 山崎君は、上野高校開闢以来の秀才の誉れ高く、高校三年間を通して学期末試験では、常に一番であった。当然のように東大に入学し、東大教授になり、原子核研究所の所長を歴任した。恩賜賞、瑞宝重光章など数多くの賞を受賞し、ノーベル物理学賞候補にも名前が挙がった。

 茂木君は、高校時代から人格者でリーダーシップがあって、人望があった。大学卒業後はキッコーマンに入社し、米国のコロンビア大学に留学した。現在、キッコーマンは国際企業として名を馳せているが、その国際化の中心的役割を果たしてきた。また、若い頃から財界活動にも尽力し経済同友会の副代表を務めたり、数多くの政府関係の委員会で座長や委員として活躍している。

 西田君は、東大卒業後、三井信託銀行に入社し、ニューヨーク支店長を務めていた頃から将来の社長候補と言われていた。その後、実際に社長になってからは、三井信託銀行と中央信託銀行の合併を見事に成し遂げた。現在は三井住友信託銀行の顧問や上場企業の社外取締役や監査役として活躍している。

 私は、今上陛下の立太子の礼に、同年代としての全国の高校三年生代表として、山崎君と二人で臨席したことが、上野高校時代の良き思い出である。現在は、IT企業の経営者として、公共部門や民間企業のクラウドコンピューティングなどのコンサル業務を通して、社会貢献できたらと思っている。

恩田 饒

この記事の掲載号

2013年2月特大号
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2013年1月10日 発売 / 特別定価890円(税込)
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