同級生交歓 文藝春秋 掲載記事

熊本県立熊本高校

八重野充弘 (作家・トレジャーハンター)

東京・千代田区 北の丸公園にて(撮影 本社・白澤正)
(右から)
  • 京都外国語大学客員教授
    原聰
  • 東京大学名誉教授
    岡山博人
  • 東京大学名誉教授
    松永澄夫
  • JXホールディングス代表取締役会長
    木村康
  • ニュースペース・コム顧問
    岳中純郎
  • 熊本県人吉市長
    田中信孝
  • 作家・トレジャーハンター
    八重野充弘

 熊本県立熊本高校二学年の秋、私達は修学旅行で上京し、閉幕直後の五輪競技施設を見学した。その思い出の場所の一つ日本武道館前に、四十九年ぶりに集合した。

 生徒会長だった原は、外務省に入り英国オックスフォード大に留学。ブルネイ、ポルトガルの大使を歴任して退官、現在は京都外大で教鞭をとる。先頃『日本人の価値観』を上梓した。岡山は熊本大医学部から京大院、スタンフォード大、米国NIHで学究の道を歩み、生化学者として今も研究の日々を送る。学年で一、二を争った秀才の松永は、東大入学時は理一だったが、志を変えて哲学者となり、日本を代表する頭脳として斯界にその名を知られる。実家が商家だった木村は、日本石油で企業人として一本道を進み、JX日鉱日石エネルギー社長を経て今はJXグループを率いるホールディングスの会長。エネルギー業界の顔として飛び回る毎日だ。ジャーナリスト志望だった岳中は、産経新聞社で社会部の記者として活躍、朝刊編集長や総合企画室長などを務め、その後ニュースペース・コムの社長に。現在は顧問。田中は学生時代を東京で過ごすとすぐに郷里人吉に帰り、事業のかたわら日本青年会議所の役員を務め、平成十九年、三度目の挑戦で人吉市長に当選して現在二期目。八重野は出版社勤務の後、文筆家として独立、日本の財宝伝説の研究・調査をライフワークとしている。

 私達団塊の世代も世間から見ればすでに高齢者だが、まだ元気いっぱい。あと一仕事も二仕事もするつもりでいる。

八重野 充弘

この記事の掲載号

2013年12月号
2013年12月号
うらやましい死に方2013
2013年11月09日 発売 / 定価840円(税込)
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